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2014
《2014》は、「しなゆ」をテーマに作品制作を行った。「しなゆ」というテーマの目的は「死」を捉えようのない「得体の知れないなにか」とし、腐敗、記憶と忘却などの外周から「なにか」を受容できるかという試みであった。
私は、早くに母を亡くした。私の「死」の経験はそこにあった。私は、記憶が忘却されることこそ完全な死なのではないかと、それらの経験から感じている。そのため、母の様々な記憶を記録しようと思った。私の記憶にある母だけでなく、母を知る人物から母の思い出について語ってもらい私の母の記憶を収集し、母の遺品をなぞることで、母という死者から「死」を捉えようとした。
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